ジブリ最新作思い出のマーニーの米林宏昌監督ってどんな人?経歴を調べてみた。
宮崎駿監督が引退してからのジブリ最新作「思い出のマーニー」の監督を務める米林宏昌ってどんな人なんでしょうか?
あのジブリの監督として生き残っているだけあって、それはもうすごい方だというのはわかりますが、彼に関するエピソードをまとめてみましたよ。
米林宏昌プロフィール
photo by:google検索
本名:米林 宏昌(よねばやし ひろまさ)
愛称:麻呂(まろ)
生年月日:1973年7月10日(40歳)
出生地:石川県石川郡野々市町
米林宏昌の経歴
金沢美術工芸大学商業デザイン科を中退した後、1996年にスタジオジブリに入社。
そこでアニメーターとして活躍し、宮崎駿監督の作品にも携わりました。
米林監督が原画を担当した作品として『千と千尋の神隠し』、『ハウルの動く城』、『崖の上のポニョ』などがあげられます。
また宮崎駿の息子である五郎が監督を務めた『ゲド戦記』では作画監督補として作品を支えていました。
ゲド戦記は話の内容はどうあれ、映像はすごく綺麗でしたよね。
絵と音楽はすごく好きな作品でした( ̄∀ ̄)
そしてあの『借りぐらしのアリエッティ』で自身の長編映画初となる監督を務めました。
ジブリの長編映画監督としては史上最年少だったそうですよ!
鈴木プロデューサー曰く、ジブリにいるアニメーターとしては米林監督が一番上手いとのこと。
実際に「崖の上のポニョ」の原画を担当した際にはあの宮崎駿を唸らせたといわれています。
スタジオジブリにアニメーターとして入社するのにはかなり高度な画力が要求され、入社試験はかなり難しいということで有名です。
そんなジブリのアニメーターの中でも一番上手いといわれている米林さん。
私は『借りぐらしのアリエッティ』を見たときに素直に絵がすげーーーって思いましたが、やはり相当な手腕をお持ちなんでしょうね。
ちなみに『千と千尋の神隠し』に出てくるこのカオナシのモデルは米林監督らしいです。
photo by:google検索
たしかにちょっと似ている気がしますね!
米林宏昌が原画担当から作画に昇格したお祝いとして宮崎駿監督がジブリのキャラクターとして使ったのだそうですよ。
ジブリの中でのアニメーター
アニメ制作会社といえば仕事が終わらなければ帰ることができない超絶ブラックとして有名ですが、スタジオジブリもその例に漏れません。
ましてやジブリは宮崎駿の天下で、宮崎監督のお気に召さなければそれはもうひどい目にあうそうです(笑
ジブリにアニメーターとして入社した95パーセントの人が2~3年で辞めて行ってしまうのだそうです。
そんな中アニメーターとして米林さんは42歳まで続けてこられたのですから、まさに奇跡ですよね。
最近のアニメーションはパソコンでの作業が多くなっていますが、ジブリは手書きが基本!
宮崎駿監督自身も「崖の上のポニョ」でポニョが魚の形をした波の上を走るシーンで夜も寝ずにとんでもない量の絵を書いたということで有名ですよね。
米林宏昌はそこで必至に原画を描き「ゲド戦記」で作画監督補に昇格し、「借りぐらしのアリエッティ」で見事監督にまで上り詰めたのです。
米林宏昌の今後の課題は脚本力
「借りぐらしのアリエッティ」では脚本は宮崎駿監督と丹羽圭子さんという専門の脚本家が手がけましが、
宮崎駿監督と米林宏昌監督での大きな違いは脚本力にあるといわれています。
絵を描く能力は相当高い米林監督ですが、脚本力がまだまだ弱いとのこと。
今回の『思い出のマーニー』では監督・脚本を担当することになっていますが、丹羽圭子さんも脚本に強力しているとのこと。
ジブリでの看板監督を務められるように、米林宏昌監督にはこれからどんどん脚本も書いて上手くなっていってもらいたいですね!
アニメーション監督としてはまだまだ若いので、これからがすごく楽しみです!